「書いていないこと」は守られないと実感した話|私の公正証書の落とし穴

離婚の記録
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離婚時に公正証書を作成し、取り決めもしていたはずなのに、
後になって思わぬところで揉めることになりました。

原因はシンプルで、「書いていなかったこと」です。

今回は、実際に起きた住宅ローンに関するトラブルを通して、
私の公正証書の落とし穴と、事前に決めておくべきだったことについて書いていきます。

前提|今回の状況

今回の話の前提として、我が家はペアローンでマンションを購入していました。

離婚にあたっては、公正証書を作成し、
マンションについては妻がそのまま住み続けることを前提に、
妻のものとすることを明記していました。

離婚の条件は子どもの小学校受験を
最後までやること。
離婚の時期については、子どもの私立小学校入学に影響が出ないよう、
入学確定後の4月と決めていました。

取り決めでは3月末までに家を
出ることになっていましたが、
私は子どもの受験が終わったタイミングの11月で家を出ることにしました。

この時点では、住宅ローンの扱いや
今後の流れについて、大枠の取り決めはしていたものの、細かい部分までは詰めきれていない状態でした。

住宅ローンと家賃の二重負担という問題

取り決めでは、3月末までに
転居することになっていましたが、
受験が終わっても同じ家に
居続けることが精神的に辛く、
私は受験が終わったタイミングの
11月に家を出ることにしました。

あくまで期限が3月末までと
定められていただけで、
その範囲内で前倒しして出ていくこと自体は、取り決めに反するものではありませんでした。

当初はアパートを借りて一人暮らしを
するつもりでいたため、
住宅ローンと家賃の二重負担に
なることを想定していました。

そのため、家を出た後の住宅ローンについて、3月分まで負担を持ってもらえないか
相談したことがあります。

しかし、
「3月末までに出る約束を11月に早めたのは
自分の判断だから3月までは支払ってください」と言われ、その負担については受け入れてもらえませんでした。

理屈としては理解できたため納得し、このことについてはこれ以上言いませんでした。
実際には金銭的に厳しく、一時的に実家に
戻るという選択をすることになりました。

離婚後の住宅ローンの扱い

離婚後の住宅ローンについては、
妻が私の持分の残債を引き継ぎ、
借り換えによって一本化することになっていました。

銀行からも、離婚後であれば妻単独での
借り換えは妻の収入や資産状況を確認したうえで、可能だと説明を受けていました。

4月の離婚後から借り換え手続きが完了するまでの間、数ヶ月分の住宅ローンが発生する見込みでした。

公正証書では離婚後に妻が住宅ローンを一本化し、私に一切負担をさせないことが明記されています。

4月以降のローン負担についての認識

私は、さすがに離婚後から借り換え手続きが完了するまでの間の住宅ローンについては、
妻側で負担してもらうべきだと考え、
そのように伝えていました。

また、手続きが完了するまでの間は
一時的にこちらで立て替えることになるため、その分については養育費から差し引く形にするのがよいか確認したところ、
妻からは
「養育費はそのまま支払ってほしい。
その代わりローン分はあとで振り込む」
と言われていました。

当時の自分としては、このやり取りによって、4月以降のローンについては妻が
負担するという認識でいました。

借り換え手続きが完了するまでの間は、
一旦こちらで立て替え、後から振り込んでもらうという形について話をしていましたが、
この部分については文書として残しておらず、口約束のままとなっていました。

一方で、この話より前のLINEに残っている
やり取りとしては、
「早く出た場合、3月までのローンは払ってほしい」
という問いに対して、
「そういう取り決めです。3月末までに出る約束を早めに出るのはあなたの都合なので、3月までは支払ってください」
という内容でした。

これらのやり取りから、3月までは私がローンを支払い、4月以降は妻側が負担するという認識で一致しているものだと受け取っていました。

後になって変わった主張

4月に入っても離婚届が
提出されたかの連絡がなかったため、
住宅ローンの手続きもあることから、
状況を確認し、早めに進めたいと伝えました。

しかし、そのタイミングでこれまでとは
異なる主張をされることになります。

まず、
「ローンは自分の契約なのだから、
契約が切り替わるまでは自分で支払ってください」
と言われました。

さらに、
「嫌なら払わずにブラックリストに入ればいい」
とまで言われ、強い言い方をされるようになりました。

以前のLINEのやり取りを見せても、
「3月までは最低でもという意味でしょ?」と解釈を変えられ、
こちらの認識とは異なる受け取り方をされていました。

また、「あとで振り込むと言っていたのではないか」
という点については、明確な返答はありませんでした。

こちらとしても、急に話を変えられてしまうのは困ると伝え、
全てを自分が負担することは納得できないこと、口約束とはいえ相手が支払うと言っていたことを説明しました。

そのうえで、4月分については
一旦こちらで支払うとしても、
5月以降はそちらで負担してもらえないか
という妥協案も提示しましたが、
その提案についても返答はありませんでした。

実際に送られてきた内容は、以下のようなものでした。

「支払うや立て替えについては公正証書に記載がありません。
契約が切り替わるまではあなたの責です。
なぜならあなたの契約期間だからです。
あなたの契約が終わり切り替わるタイミングは銀行次第です。
私に言われても。。
公正証書の通りに3月以降に手続きはじめましたから。」

この内容を見たとき、これまでの認識とは
大きく異なるものだと感じました。

今の状況|まだ決着はついていない

現在もこの問題については決着がついていません。

4月分については、
一旦こちらで立て替えるつもりでいますが、
5月以降も同様に支払いを続けることになれば、数ヶ月分の余計な負担が発生する可能性があります。

一方で、支払いを止めるという選択も簡単にはできません。
ペアローンである以上、
私だけでなく相手側にも影響が出る可能性があり、
取り立てや借り換え手続きへの影響、
場合によっては差押えといったリスクも考えられるためです。

決して脅す意図ではなく、
この問題は自分だけのものでは
ないということは伝えましたが、
状況は変わっていません。

また、信用情報への影響もあるため、
安易に支払いを止めることができないのが現状です。

こちらとしては話し合いを求めていますが、
既読無視が続いています。

妻からは、「自分に取り立てが来る可能性があるのか」
「ローンの一本化に影響が出るのか」を
担当者に確認するという連絡はありましたが、それ以降はやり取りが進んでいません。

さらに、「あとで振り込むと言っていたことは無かったことにするの?」
といった点についても、
返答はないままとなっています。

気づいたこと|書いていないことは守られない

今回の件を通して強く感じたのは、
住宅ローンについても「いつまで・誰が支払うか」
を具体的に決めて明記しておくべきだったということです。

曖昧な表現や口約束のままにしてしまうと、
後からいくらでも解釈を変えられてしまいます。

実際に今回も、
LINEでやり取りが残っていたとしても、
それだけでは十分とは言えず、
認識の違いを覆すことはできませんでした。

特に、4月以降の負担のような
「期間限定の取り決め」こそ、
事前に文書として残しておくべきだったと感じています。

また、公正証書に記載すれば法的な効力はあるものの、養育費のように強制的に回収しやすいとは限らず、実際には履行されないケースもあり得ると感じました。

それでも、書面として残しておくことで、
「こういう合意だった」と主張できる材料にはなります。

だからこそ、公正証書でなくても、
合意した内容は必ず文書として残しておくべきだったと強く感じています。

これから同じ状況になる人へ

これから同じような状況になる可能性がある方には、
事前の取り決めをできるだけ具体的にしておくことを強くおすすめします。

養育費だけでなく、
住宅ローンの扱いについても、必ず細かく決めておくべきです。

「あとで決める」「その時に話す」といった対応は、後からトラブルになる可能性が高くなります。

誰が、いつまで、いくら負担するのか。
この点は曖昧にせず、はっきりさせておくことが重要です。

特に、今回のような「期間が限られた取り決め」については、
後回しにせず、その場で文書として残しておくべきだと感じました。

後から揉めそうだと感じる部分ほど、
先に形として残しておくことが大切だと思います。

まとめ

今回の件で実感したのは、
「書いていないことは守られない」ということでした。

大丈夫だろうと思っていた部分ほど、
後になって問題になると感じています。

自分の反省としても、
同じ状況になる人には、
合意した内容は必ず文書に残してほしいと思います。

なお、この件については現在も解決していないため、今後どうなったのかについても、改めて書こうと思います。

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