死を考えた夜、カウンセリングに救われた|誰にも言えなかった私の体験談

心のこと

あなたは今、誰にも言えない苦しさを抱えていませんか。

消えてしまいたい。
誰かに話したいけど、周りには言えない。
相談窓口に電話したけれど、繋がらなかった。

この記事は、私が実際に死を考えた夜の話です。

助けを求めて電話をかけても繋がらなかった夜。
半信半疑で選んだカウンセリングが、私に「次の朝を迎える理由」をくれました。

弱みを見せるのが苦手だった私が、それでも誰かに話した体験をそのまま書きます。
今、同じように苦しんでいる人に、ひとつの選択肢として届けば嬉しいです。

今まさに危ないと感じている方へ
この記事を読む前に、まず誰かに連絡してください。

・#いのちSOS:0120-061-338
・よりそいホットライン:0120-279-338
・こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556

限界だった夜

限界だった。ずっと悩んでいたが、特に夜になると思考が止まらなかった。

夜になるにつれて、気分も落ちていく。何日もちゃんと眠れず、食べられず、体も心も明らかに弱っていた。だけど職場の人には悟られたくないから、今まで通りに振る舞い続けた。

何が正解なのかわからない。何を選んでも誰かを傷つける。どう選択しても自分が辛いのはわかっている。こんなに悩んで苦しむくらいなら、消えてしまえば楽なのではないか。本気でそう考えた夜があった。

自分が招いた状況だとわかっていた。だから余計に、誰にも言えなかった。知り合いにこういう話をするには、相当なエネルギーがいる。弱みを見せることが、昔からずっと苦手だった。

電話は、繋がらなかった

「死にたい」「もう消えたい」と検索した。出てきたのは、公的な相談窓口だった。

厚生労働省のこころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)や、NPO法人自殺対策支援センターライフリンクの「#いのちSOS」(0120-061-338)など。画面にはいくつもの番号が並んでいた。こういう検索をすると相談先が出てくることを、そのとき初めて知った。

悩み始めたころから、自分と同じような状況の人はいるのか、どう乗り越えたのか、そもそも乗り越えられるのか、そんな答えを探して検索し続けた。だけど、求めていたものは見つからなかった。相談することで何か答えがわかるなら、気持ちが変わるなら、少しでも楽になれるなら。そう思って、電話をかけてみることにした。

けれど、回線は混み合っていて繋がらなかった。一晩中、何度かけても同じだった。

繋がらない時間が続く中、それでも思った。誰かに一度話を聞いてもらいたい。もしかしたら何か答えがあるかもしれない、と。だけど何度かけても繋がらないたびに、正直ガッカリした。そして頭をよぎった。今この瞬間、自分よりもっと追い詰められている人がいるとしたら、その命が救えないんじゃないかと。

「助けてもらえないのか」と思った。同時に思った。それだけ今、同じ苦しさを抱えている人がいるんだと。いや、自分よりもよっぽど辛い状況の人がたくさんいるんだろうと。

半信半疑で、カウンセリングを探した

一晩中電話をかけ続けたが、結局繋がらなかった。

諦めかけたとき、ふと気づいた。
相談窓口を検索したページの下の方に、カウンセリングのサイトがいくつか並んでいた。

窓口に繋がらないなら、カウンセリングを受けてみるか。
そう思った。

正直、カウンセリングなんて半信半疑だった。
関係のない人が好き勝手言うだけじゃないか。
実際の苦しみなんてわからないだろう、と。

それでも、死ぬのはカウンセリングを受けてからでもいいと思った。
誰かに話を聞いてもらってから決めてもいい。

朝方、改めてカウンセリングを検索してみた。
オンライン、電話、アプリ。
対面でなくてもいいものがたくさんあった。

私が見つけたのは、エキサイトお悩み相談室というサービスだった。
24時間365日、電話でもメールでも相談できる。
顔を合わせる必要もなく、深夜でも待っている人がいた。
どこにも電話が繋がらなかったあの夜の私には、それがありがたかった。

人生経験のありそうな、自分より年上に見えるカウンセラーを選んだ。

全部、吐き出した

当時の私は、離婚するかどうかで極限まで追い詰められていた。
その経緯はこちら→離婚に至るまでの経緯|38歳男性の実体験

震える手で、電話をかけた。

妻との関係に長く悩んできたこと。
家庭の中で、自分の気持ちを押し殺してきたこと。
子どもを大切に思っているのに、心が限界だったこと。

そして、不倫してしまったこと。
それでも、その彼女と一緒にいたいと思っていたこと。

子どもをとるか、自分をとるか。
自分を選べば子どもを捨てたことになる。
けどこのまま我慢して生きていくのも辛い。
彼女が誰かと幸せになるのを想像するのも辛い。

正解を教えてほしかったわけじゃない。
ただ、自分の気持ちをそのまま話せる場所がほしかった。

私は初めて、「もう限界だ」と声に出した。
嗚咽しながら、全部吐き出した。

その言葉で、呼吸が変わった

返ってきた言葉は、意外なものだった。

「我慢することが、必ずしも正義とは限りません」
「その姿を見続けることのほうが、子どもにとってつらい場合もあります」
「自分を選ぶことは、子どもを捨てたことにはなりません」

その言葉で、はじめて呼吸が少しだけ深くなった。

正直、頭をよぎった。職業柄、私を否定できないのかもしれない。やや肯定しなくてはいけない立場なのかもしれない、と。

それでも、カウンセラーは私の言葉をひとつひとつ丁寧にまとめてくれた。話しながら、自分の気持ちが整理されていった。そして気づいた。「本当はこうしたい」という気持ちが、自分の中にちゃんとあったことに。それは自分でも気づいていなかったことだった。

自分を優先することは、子どもを愛していないという意味ではないのかもしれない。逃げることと、壊れる前に終わらせることは、同じではないのかもしれない。

相談して気持ちがスッとした。決断は辛い。それでも、前を向こうと思えた。

あなたへ

カウンセリングは、魔法ではありません。
正解を教えてくれる場所でもありません。

それでも、誰にも言えなかった言葉を、否定されずに聞いてもらえる場所があります。

話すだけで、呼吸が少し変わることがあります。
自分では気づけなかった気持ちに、ようやく気づけることがあります。
それだけで、次の朝を迎えられることがあります。

私も、弱みを見せることが苦手でした。
誰かに頼ることも、うまくできませんでした。

それでも、あの夜に誰かへ話したことで、私は一人で抱え込む状態から少しだけ抜け出せました。

もし今、誰かに話したいと思っているなら。
無料の相談窓口でも、カウンセリングでも、病院でも、信頼できる人でもいい。

どうか、一人で結論を出さないでください。

この記事や私のブログが、同じ苦しさを抱えている誰かの次の一歩になれば嬉しいです。


もし今すぐ誰かに話したい場合

  • #いのちSOS:0120-061-338
  • よりそいホットライン:0120-279-338
  • こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556

#いのちSOSは、死にたい・消えたい・生きることに疲れたと感じている人のための相談窓口です。
こころの健康相談統一ダイヤルは、地域の公的な相談機関につながります。

どうか、一人で結論を出さないでください。

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